世界最高のテノールの名をほしいままにされた マリオ・デル・モナコ先生は、 “歌う時は話すように、話す時は歌うように” と教えて下さいました。 そこで、私は、歌以外にも朗読にも挑戦し、 その対象に「宮沢賢治作品」を選択しました。 そして、その作品を朗読したり、関連の書籍を見たりしていますと、 従来の賢治の作品論、 又、賢治像に対する疑問が湧出してきました。 ですから、以下に、私の宮沢賢治論を展開させて頂きたく存じます。