『コロンブスの電磁気学』の概略へ
『コロンブスの電磁気学』増補改訂版の概略へ
『コロンブスの電磁気学』(新装版 第一巻)の概略
『コロンブスの電磁気学』(新装改訂カラー版 第1巻)の概略
『コロンブスの電磁気学』(新増補改訂カラー版 第1巻)の概略
新『コロンブスの電磁気学』(第2巻) |
2015年7月5日 宇佐美 保
窓文社 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-2-4-402 電話 (03)3355-6265 FAX (03)3355-6270 |
先の「新『コロンブスの電磁気学』へのご案内
その第1巻のご案内として、『まえがき」をそのまま以下に掲載させて頂きます。
先の『第1巻 新たな電流理論』に於いて、“電流は電荷の移動ではない”事実を実験で証明して来ましたが、現在の「電磁気学」の基礎を支えている「マクスウェルの方程式」は、残念ながら、“電流は電荷の移動説”を展開しているのです。
そこで、先ずは、NHKのEテレで放映された「MIT白熱教室」を日本語に訳し出版された『これが物理学だ! マサチューセッツ工科大学教授W.ルーウィン著 東江一紀訳 文芸春秋発行』の次の記述をご覧ください。
わたしの電気と磁気の講座では、完全なる美しさと簡潔さの中にあるマクスウェルの方程式をすべて学び終えると、講堂じゅうに方程式を映し出し、この重要かつ画期的なできごとを、学生たちに花を渡すことでともに祝う……
更には、『ファイマン物理学V 宮島龍典訳:岩波書店発行』での次の記述です。
電磁気の世界の中心はここにある。電気、磁気、光の完全な理論──動く電荷のつくる場の完全な記述など.それはすべてここにある。力と美の点で完成された、マクスウェルのうち建てた建造物がここにある。これは恐らく物理学の最大の成功の一つである。その重要性を記憶するために、それをまとめて、きれいな額に入れておこう。 |
更には、『電磁気学の考え方 砂川重信:著 岩波書店:発行』の記述をご覧ください。
このマクスウェルの方程式こそ,ニュートンの運動方程式と肩を並べる古典物理学の大黒柱である.…… 多くの物理学者が,物理学の基本法則は,その形が美しくなくてはならないと考えている.そして“美しさ”をもって,物理学の研究の指導原理のひとつとしているのである.その典型がアインシュタインである.諸君は,マクスウェルの方程式をみて,美しいと思いますか.もしそうなら物理学者になれる見込みがある. |
尚、「マクスウェルの方程式」に関しては、ファイマン氏の表示より、普段見慣れている砂川重信氏の表示を次表に纏めます。
マクスウェルの方程式 |
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積分形 |
微分形 |
備考 |
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(式:1) ガウスの法則 |
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(式:2) ∵磁極は単独で存在しない |
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(式:3) ファラデーの法則 |
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(式:4) 変位電流の挿入 |
但し、各記号は以下の通りです。
E:電場の強さ D:電束密度=ε0E H:磁場の強さ
B:磁場の密度=μ0H Q:電荷 I:電流
そして、先の『第1巻』で葬られた「電流は電荷の移動」を肯定して築き上げた“「マクスウェルの方程式」賞賛”を、上に掲げました記述同様に、今以て多くの方々も賞賛し続けておられます。
特に、「式:3」として掲げた“ファラデーの法則”(コイル内の磁界の変化が、コイルに電流を発生させる)は、「発電の原理」として今まで誰も疑ってこなかったと存じます。
ところが、この数式の基礎を築き“電気の父”とも言われるM.ファラデーご自身の著作『ファラデー 電気実験(上) 監修者:田中豊助 発行:(株)内田老鶴圃』では、数式を目にすることなく、ファラデー自身の着想豊かな実験とそれに対する優れた考察が記述されており、改めて現在の電気測定機器を用いて実験、考察しますと、数式「式:3」は、ファラデーの実験考察が誤解されて構築されてしまった事が分かります。
ですから、以上に掲げました方々同様に、誰もが今もって、崇めている「マクスウェルの方程式」の方程式が、簡単に切り崩されて行くのです。
そして、筆者独自の実験考察から、新たな「発電の原理」へと書き換えられて行く様相を本著に記述しますが、この新たな「発電の原理」へと筆者を導いてくれたのは、前巻の『第1巻 新たな電流理論』の場合同様に、ファラデーによる造語「反磁性」であり、ファラデーの先見の明による「電気は近接作用」でした。
全巻の第1巻は「新たな電流理論」で、本巻の第2巻は「新たな発電理論」として出版し、更には第3巻は「縦列接続の登場 」更には・・・を予定しております。
是非、是非、「『コロンブスの電磁気学』新増補改訂カラー版 第1巻」をも併せて御高覧下さい。
以下に、「『コロンブスの電磁気学』新増補改訂カラー版 第1巻」の目次を掲げます。
まえがき
コロンブスの電磁気学発刊に際して
『コロンブスの電磁気学』新増補改訂 カラー版 第1巻の序
第1章 今までの電気の知識よサヨウナラ
第1章 第1節 アースに対する誤解の序
第1章 第2節 電気は2本の電線をプラス・マイナスで同時進行
第1項 EOプローブも用いてプラス/マイナス同時進行を再確認
第2項 「プラス電流」は右手握り、「マイナス電流」は左手握りの法則
第3項 コイルを電流はどのようにして流れるのでしょうか?
第4項 「超電導電力貯蔵装置」への疑問
第1章 第3節 電気は電子の流れの矛盾(1)
補足:オームの法則に関する注意点
第1章 第4節 電気は電子の流れの矛盾(2)
第1章 第5節 電気は近接作用、且つ、独立独行
第1項 直流も交流も同じ電気
第2項 電気は独立独行
第1章 第6節 電気は低いところから高いところへも流れる
第1章 第7節 電気信号は量子的電気信号の集合体
補足 「電気は近接作用」を無視した「フーリエ変換」
第1章 第8節 定常(平衡)状態に対する誤解
第2章 電流とは?
第2章 第1節 電流の担い手は電荷でしょうか?
第2章 第2節 電磁波は電磁子の集合体
第2章 第3節 電流と川の流れ
第2章 第4節 導体が堤防として働く実証
第2章 第5節 導体は、反磁界、反電界として堤防となる
第2章 第6節 電流、電圧、電力、特性インピーダンスと反射係数
第1項 電流に関して
第2項 電圧に関して
第3項 電気エネルギーに関して
第4項 特性インピーダンスと反射係数
第2章 第7節 電界を無視したアンペールの法則
第2章 第8節 光量子は電磁子の集合体
第3章 発電の原理は「ファラデーの電磁誘導の法則」とは無関係です
序:ファラデー自身の発電に対する見解
第3章 第1節 回転円板への発電現象
第3章 第2節 渦電流は誤解の存在の確認実験
第3章 第3節 金属片に発生する発電現象
第3章 第4節 導体と磁石の相対的位置関係の変化の等価性
第3章 第5節 直流発電もファラデーの電磁誘導式には無関係
第3章 第6節 電磁誘導の法則と誤解されたファラデーの実験
第3章 第7節 コイル発電は金属片発電の集積
第3章 第8節 回転する導体による発電現象
第1項 回転する銅箔片による発電
第2項 回転する銅丸棒による発電
第3項 回転導体の発電現象も導体の反磁性が原因
第4項 ファラデーの無念
第5項 一本の導体とコイルでの発電は同じ原理
第6項 銅丸棒でのコイルの巻き数と発電量
第4章 ファラデーの電磁誘導説は誤解の産物
序
追記 ファラデーも隣接線の電流を観測していた
第4章 第1節 隣接線に誘起される電流
第4章 第2節 隣接伝送路にも入力信号と同形の信号が流れます
補足 隣接伝送路の近端側を延長した場合
第4章 第3節 隣接線には入力信号と同形の信号を相殺する信号も流れる
補足:1 「隣接伝送路」の末端状態を変えた場合
補足:2 矩形波以外の入力信号の場合
第4章 第4節 一般電線を用いて「ファラデーの誤解」を解きます
補足 特性インピーダンス値が50Ω以外の伝送路の計測(マッチング抵抗
第5章 縦列接続の登場
第5章 第1節 縦列接続の誕生
第5章 第2節 縦列接続の展開
第5章 第3節 縦列接続伝送路の合算特性インピーダンス
補足 抵抗の直列接続は、縦列接続と等価
第5章 第4節 縦列接続伝送路に流れる電流は同一値
第5章 第5節 隣接伝送路へのマイナス反射波の発生に関する考察
第4章 第6節 「ファラデーの誤解」に長年気が付かなかった理由
第1項 先進波と後進波に分裂する原因
第2項 先進波と後進波に分裂する原因の検証(1)
第3項 先進波と後進波に分裂する原因の検証(2)
第6章 マクスウェル方程式の変革
序
第6章 第1節 マクスウェル礼賛者の誤解
第1項 電流に関して
第2項 「ファラデーの見付けた誘導作用」に関して
第3項 マクスウェルの方程式の罠と「渦電流」
第6章 第2節 ゲーテの箴言の実例
第6章 第3節 電荷移動説とアンペールの法則との矛盾
第6章 第4節 変位電流も誤解です
第6章 第5節 マクスウェル方程式への一般的認識への反論
第6章 第6節 マクスウェル方程式を変更します
第1項 電磁子が導体間に上下方向に多数存在する場合
第2項 電源からの電流の流れ 211
第3項 伝送路での反射現象 213
第4項 整合終端処理 216
第6章 第7節 マクスウェルの方程式が信奉される背景
第6章 第8節 電磁波(電磁子の集合体)速度に関する私見
第1項 電界/磁界が交互に発生するのでしょうか
第2項 導体を堤防とする電磁子(電磁界ペア)集団の流れ
第6章 第9節 磁界並び電界の伝播
補足 磁界模様、電界模様は「電磁界模様」の一部です
第6章 第10節 電流の磁界と磁石の磁界の同一性
第7章 新たなコンデンサ理論
第7章 第1節 コンデンサは縦列接続された伝送路
補足:フィルタ型コンデンサの内部電圧変化式
第7章 第2節 コンデンサ伝送路への入出力状況のイメージ
第7章 第3節 バイパス型コンデンサ伝送路の序
補足 コンデンサに関する突入電流の誤解
第7章 第4節 直列接続の低Zの伝送路はバイパス型コンデンサです
第8章 新たなコイル理論
序
第8章 第1節 コイルは縦列接続された伝送路
第8章 第2節 コイル伝送路とコンデンサ伝送路の相違
第8章 第3節 コイル伝送路への入出力状況のイメージ
第8章 第4節 市販コイルでここまでの考察を確認
第1項 コイルの入口出口には同時に電流が到達する
第2項 コイルから入/出力伝送路へ同一電流を排出する
第3項 コイル特性は入出力伝送路と相関関係にある
第4項 コイル出力は、『第3節』のイメージ図とおりである
第8章 第5節 インダクタンスへの誤解の解消
第8章 第6節 インダクタンスの誤解:並列接続型コイルの場合
補足 並列接続コイルの数式的考察
第8章 第7節 直列接続型コイル(直列コイル)
第8章 第8節 線間容量は誤解で、実態は多重反射
第8章 第9節 コンデンサもコイルも伝送路
第9章 トランスの原理もファラデーとは無関係です
第9章 第1節 トランスの原理は「ファラデーの電磁誘導の法則」とは無関係です
第9章 第2節 トランスは矩形波信号でも動作する
第9章 第3節 矩形波信号でトランスの動作状況を確認
第9章 第4節 トランスの原理は、マイナスの反射波の影響の低減
第9章 第5節 トランスの動作は直流信号(矩形波信号)が基本
第9章 第6節 別トランスでトランスの原理を確認
補足 「フーリエ変換」は結果論
第9章 第7節 トランスと連続波の関係
第9章 第8節 トランスの入出力電圧とコイルの巻き数比の関係
第9章 第9節 トランスの動作は直流信号(矩形波信号)が基本を計算ソフトで確認
第9章 第10節 ファラデー自身のトランスに関する実験
第10章 表皮効果もケルビンの方程式も誤解です
第10章 第1節 表皮効果が誤解である証明
補足:1 多重反射
補足:2 現在も実験科学の時代
第10章 第2節 ケルビンの方程式も誤解です
補足:1 内部抵抗が50Ωの電源の電源電圧(V0)と、出力電圧(V)との関係
補足:2 電気信号の流れの周波数依存性の有無
第10章 第3節 交流理論の矛盾
第1項 電流と電圧の位相ずれは誤解です
第2項 交流理論は計算の世界(1)
第10章 第4節 プラス/マイナス波での前節の結果を再確認
第10章 第5節 テレビ電波と]線に対する私見
第11章 新たなアンテナの理論
第11章 第1節 矩形波信号の送受信実験
第11章 第2節 ダイポールアンテナの長さが、波長の1/4である理由
第11章 第3節 アンテナ長と無関係な波長の受信するには
第11章 第4節 送信アンテナに関する新たな理論構築
第11章 第5節 受信アンテナに関する新たな理論構築
第11章 第6節 010波と0110波との相違
第11章 第7節 太陽電池
第12章 アースに対する誤解
第12章 第1節 擬似的アース伝送路の存在
第12章 第2節 電源による擬似グランド線
第13章 新たな電気化学理論
第13章 第1節 電解液の電気伝導速度
第13章 第2節 電解液による発電現象
補足:1 ソーセージを用いての発電実験
補足:2 人体での発電現象
補足:3 人体への磁場(電磁波)の影響への私見
補足:4 渡り鳥の方向感覚
補足:今後の予定
第14章 新たな半導体に関する理論
第14章 第1節 半導体を流れる電流速度の実測
第14章 第2節 半導体による発電
第14章 第3節 新しいダイオード動作原理
序
第3節 第1項 ダイオードの根本はコンデンサ
第3節 第2項 アルミ電解コンデンサの整流作用
第3節 第3項 コンデンサからダイオードへの変遷
補足:ダイオードの発光現象への推測
補足 断線部もコンデンサ
補足編の序
補足編 第2章 第8節 抵抗に関する私見
補足編 第2章 第9節 超伝導に関する私見
補足:超電導と量子論
補足編 第3章 第9節 磁界の向きと同方向へ移動する磁石による発電
補足編 第3章 第10節 磁界の向きと直交する方向に移動する磁石による発電
補足編 第3章 第11節 フレミングの右手の法則の変更
補足編 第3章 第12節 フレミングの左手の法則の変更
補足編 第7章 第5節 コンデンサ伝送路への入出力状況のイメージの補足
補足編 第7章 第6節 コンデンサ内の電圧変化の実測値と計算値の比較
補足: 銅箔コンデンサ内電圧変化の実測と計算値の比較
補足編 第7章 第7節 市販コンデンサの現状
補足編 第9章 第11節 隣接伝送路からトランスへの道
補足編 第9章 第12節 一般電線を環状伝送路としての検討
補足編 第9章 第13節 一般電線を用いてトランスへの道
補足: コア材の活用補足編
第10章 第6節 交流送電の問題点
補足:1 「立上り立下りの鈍り」他の原因
補足:2 引っ込み線によるロス
使用した主な測定機器類ほか
あとがき
書名 |
発行日 |
定価 (本体価格) |
2006年3月25日 |
6,000 |
|
2010年5月15日 |
6,000 |
|
2012年8月24日 |
3,000 |
|
2013年3月29日 |
3,000 |
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