『コロンブスの電磁気学』の概略へ
『コロンブスの電磁気学』増補改訂版の概略へ
『コロンブスの電磁気学』(新装版 第一巻)の概略
『コロンブスの電磁気学』(新装改訂カラー版 第1巻)の概略
『コロンブスの電磁気学』(新増補改訂カラー版 第1巻)の概略
『コロンブスの電磁気学』(新装改訂カラー版 第1巻)の概略 |
2013年3月25日 宇佐美 保
本著(価格:3000円)ご購入ご希望の方は、 ご住所ご氏名をご連絡下さい。 送料当方負担にて送らせて頂きます |
昨年中に発行を目指していた『コロンブスの電磁気学(新装改訂カラー版 第一巻)』を、やっとの思いで、春日書房より出版する事が出来ました。
前前著『コロンブスの電磁気学』増補改訂版は、約850頁と余りに大冊でしたのでしたので、前著『コロンブスの電磁気学』(新装版第1巻)は持ち運びにも容易なようにと500頁となるように努め、その形態で、2巻、3巻・・・と続ける予定でした。
しかし、巻末に数ページ載せたカラー写真等は、本文の白黒版よりはるかに綺麗で分かり易いと感じました。
そこで、『コロンブスの電磁気学』をより身近に感じて頂く為に、本著は全ページのカラー化を企てました。
更に、従来の「電流は導体中の自由電子の流れ説」を破棄して、前著までに打立てて来ました「電流は導体を堤防とする電磁波川(量子的電磁波すなわち「電磁子」集団)の流れ説」を、本著では、新たに多くのスタイルでの発電実験を実施し、その正当性を確立し、「送電と発電」が切っても切れない仲(殆ど同一原理:磁界の変化に導体の反磁性的性質が対応、電界の変化には導体の自由電子が対応)である事が、判明しました。
更には、今回新たに実施した発電実験の多くは、木片と銅箔(銅板)とで、釘も用いずとも両面接着テープでも組み立てられる実験装置を用いて、オシロスコープがなくてもテスター(複数個揃え、目盛の動きをビデオに収めると良いかもしれません)でも発電状態が確認できる実験ですので、是非ご自身で、実験確認なさる事をお勧め致します。
その実験の一つからは、「電流は電磁子の流れ」を実感でき、
又、「マクスウェルの方程式」の欠陥も実感されると存じます。
その実例として、本著の『第4章 第2節 発電と伝送との類似点と相違点』の一部を下記に紹介させて頂きます。
『序』に記述しました推論をこの節で確認致します。
即ち、「導体堤防間を流れる電磁波川(電磁子集団の流れの)磁界」の代わり、「導体堤防間に磁石本体」を移行させることで、「発電現象が発生する」事を確認します。
その為、先ずは「図:1」のように、磁石(ネオジウム:100×20×5mm)を3枚ずつ重ねた磁石群(前節「測定結果:7」をご参照下さい)を、2枚の銅板(長さ20cm、幅5cm、厚さ0.3mm:裏側から木材で補強)による伝送路の外部から、伝送路内部を、更に外部までスライドさせ(磁石を糸で引っ張り)、その際の発電結果「測定結果:1」を得ました。
何故このような測定波形が得られるのか? 他の発電実験は如何なるものか?等は、是非本著をご高覧頂きたく存じます。
それでは、以下に、本著の序文と、目次を掲げます。
ご高覧の上、是非本著をご購入下さるようお願い致します。
『コロンブスの電磁気学』(新装改訂カラー版 第1巻)の序
小学校以来蓄えてきた電気の知識を破棄する事の必要性を拙著『コロンブスの電磁気学』並びにそれに継ぐ各(増補改訂版)、(新装版第1巻)でも繰り返し訴えてきました。
そして、これらの自著を我が親愛なる友人知人に謹呈しましても、“俺は、電気は苦手だから” と本を開こうとせず、目も閉ざしてしまいます。
そこで、カラー版にし、且つ、出来る限り数式を排除したら、多くの方々に絵本的感覚で頁を繰って頂けるのでは?と思い本著を書き上げることにしました。
私達は、小学校で“乾電池の電気は、プラス電極からマイナス電極へ流れ、電子はその逆に流れる”と教わりました。
確かに、マイナスの電荷を有す電子がマイナス電流となることは分りますが、プラス電流を担う電気とはなんでしょうか?
(プラスの電荷だともいわれましたが、その実態はなんなのでしょうか?)
プラス電流を担う「電気」などが存在しないなら、マイナス電極からの電線1本だけで良いのでは?
プラス電極からの電線は何の役に立つのでしょうか?
(交流を流す際に、2本の電線の交互に電子を流す為と言うのでしょうか?)
しかし、実測してみますと、直流を流す際にも2本の電線は必要で、それらには常に正負対称的な電流が流れていることが判りました。
何故、電線が2本(2本以上の場合もありますが)必要なのかを探って行きますと、電流(電気の流れ)は、川の流れと似ていることが判ってきました。
即ち、川の流れは両側の堤防の間を流れて行き、川の流れの実質は、水分子の集合体です。
この川の流れと類似する電流は、2本の電線(導体)を堤防とする電磁波の川の流れと見做すことが可能なのです。
そして、川の流れは堤防さえあれば、(それらの堤防間に直接的なつながりは存在しません)川の流れは何本にも分かれて流れます。
電気も同じです。
このような縦方向に導体が重なっている状態での電気の流れから、電気的接続方法として従来から知られている「並列接続」、「直列接続」の他に、「縦列接続(pile connection)」が存在する事を発見しました。
即ち、この入力回路に対して「縦列接続(pile connection)」にある回路には、入力回路と機械的な直接的接続が無いにも拘らず、入力回路同様な「電磁波川の流れ」を構成して電流が流れて行くのです。(特に、図の「B伝送路」に注目してください)
偉大な科学者マイケル・ファラデー(Michael Faraday: 1791年〜1867年)は、優れた発見を多数残してくれました。
その中の一つ「電気は近接作用」(電気はその場に到達して初めて作用するのであって、電気には記憶能力も予見能力も無い、いわば、場当たり的な行動をする)は、私の研究の足元を常に照らしてくれました。
従って、先に掲げた「縦列接続」状態の「電磁波川」は、次のように左から右へと姿を変えても、分岐点後の状態の如何に拘らず、分岐点まで来た川の流れは、そのまま分岐点へと流れ込んで行きます。
そして、「縦列接続」状態が、縦方向以外の状態へと発展できます。
この縦列接続の概念を導入しますと、コンデンサ、コイル、トランス等の従来理論を破棄して新しい理論構築が可能となります。
更に、先に記述しましたファラデーの「電気は近接作用」の法則は、“入力された閉回路に隣接する閉回路内の磁束量の時間的変化に応じて、隣接閉回路に電流が発生する”という「ファラデーの電磁誘導の法則」を破棄します。
何故なら、磁束量の「時間的変化」を認知する為には、前の時間の磁束量を記憶しているか、或いは、後の時間の磁束量を予見するしかありません。
この法則は「電気は近接作用」(記憶能力も予知能力も無い電気の性質)を逸脱しています。
そこで、独自の実験装置を作成して、実験して行きますと、隣接回路には常に入力回路と同じ電流が流れていることが判ります。
(「隣接回路」は「入力回路」に縦列接続されているのです)
ところが、この隣接回路の電流はその末端からの反射現象で発生する符号が逆の逆流電流により、入力回路と同じに流れていた電流がその分相殺されてしまい、結果的には、この逆流電流が戻ってくるまでの間と、入力電流が終った後末端から逆流してくる電流が観測されていたことが判り、ファラデーの電磁誘導の法則が誤解であったことを確証します。
そして、この実験を通して、先に記述しました“電流とは、導体を堤防とする、電磁波川の流れである”ことがより明らかになり、私達が入力回路、隣接回路と区別したりするのは、私達の勝手であって、電気は導体が存在すれば、それらの内の任意の2本の導体を導体堤防として、何本もの電磁波川を構築して、それらの導体堤防間を電磁波川となって流れて行くことも分かってきます。
しかし、川の堤防は、川からの圧力に対して、同じ圧力を川に押し返して、力のバランスを保ち、川の氾濫を防いでいます(川自体の流れの直角方向の力のバランスは、川の構成因子の水(隣接する同士)が担っています)が、電磁波川の流れに対する「導体の堤防としての役割」も全く同じで、電磁波のからと同じ圧力を電磁波川へ押し返し、電磁波川の氾濫を防ぐのです。
ここで、川の構成因子が水であるのに対して、電磁波川の構成因子は何かを考えます。
私達は乾電池から、1.5ボルトの電気を得ることが出来ますが、その電気は、乾電池内の、1分子ごとの化学反応に依存しているのですから、私達が乾電池から得る電気も、この1分子ごとの化学反応から発生する「量子的電磁波(私は、「電磁子」と呼称します)」の集団である筈です。
そして、この「電磁子」が川の流れの「水」に相当するわけです。
この「電磁子」の力とはなんでしょうか?
それは、「磁界」と「電界」であって、電磁波川の中では、川同様に、その流れの直角方向では、隣接する「電磁子」が両者のバランスを取っており、「導体堤防」は、「導体」の有する「自由電子」が「電界」に対応し、「磁界」に対しては、「導体」の「反磁性的性質」が対応します。
ですから、「完全反磁性体」こそが、導体の優等生として『超伝導体』として振る舞う資格を有することが出来るのです。
この「導体」の「反磁性的性質」は、「発電現象」に於いても同様に発揮され、実験的にも確認できますが、悲しいことに現状は「円板等の導体」に発生する電流を「渦電流」と誤解しているのです。
更には、次の「測定結果:1」に於ける、伝送波形の変化をご覧ください。
このような、波形変化は、従来の“伝送される電気信号の波形は変わらず、ただ、減衰あるのみ”的発想では解釈できません。
ここでも、先の川が水の集合体であるように、電磁波は「電磁子」の集合体として解釈しなくてはならないのです。
そして、電磁波を構成する個々の「電磁子」が、団体行動をとらずに、ケーブル中の抵抗によって多重反射を繰り返しながらケーブルを進行していった結果なのです。
(どの「電磁子」がどの時点で反射するかに関して“神はサイコロを振った”のです)
このような実験、考察から、従来の電気に関する理論は、次々崩壊して行きます。
「ファラデーの電磁誘導の法則」が崩壊した如く、「マクスウェルの方程式」も崩壊を余儀なくされます。
自著『コロンブスの電磁気学』の「コロンブスの卵」的発想から生まれたことを意味していたのですが、今後は、コロンブスが新大陸を発見した如く、『コロンブスの電磁気学』が「新しい電気の世界」が発展して行く事を願っております。
ただ、「絵本的感覚」でご覧頂く為に、数式等は極力省略いたしましたので、詳細は『コロンブスの電磁気学』増補改訂版などもご参照ください。
2013年3月 宇佐美 保
目次
まえがき 1
コロンブスの電磁気学発刊に際して 3
『コロンブスの電磁気学』カラー版(第1巻)の序 8
第1章 今までの電気の知識よサヨウナラ 12
第1章 第1節 直流も交流も同じ電気 13
第1章 第2節 電気は2本の電線をプラス・マイナスで同時進行 15
第1項 EOプローブとの比較測定 17
第2項 「プラス電流」は右手握り、「マイナス電流」は左手握りの法則 19
第1章 第3節 電流の担い手は電荷ではなく電磁波です 21
第1章 第4節 電磁波は量子的電磁波(電磁子)の集合体 23
第1章 第4節 第1項:連続信号ではなく1パルス信号での考察の正当性 33
第1章 第5節 定常(平衡)状態に対する誤解 37
第1章 第6節 電気信号は電磁子の集合体 38
第1章 第7節 電気は近接作用、且つ、独立独行 42
第1章 第8節 電気は低いところから高いところへも流れる 46
第1章 第9節「フーリエ変換」は結果論 49
第2章 ファラデーの電磁誘導説は誤解の産物 50
第2章 第1節 TEM波でのクロストーク 50
第1項 入力線に入力した連続信号も隣接線への出力は可能 61
第2節 QasiTem波伝送(非TEM波伝送)でのクロストーク 62
第1項 QasiTem波伝送(非TEM波伝送)でのクロストークの実測 62
第2項 遠端と近端クロストークの相違 68
第3項 隣接する伝送路が無い場合 69
第4項 入力/隣接伝送路での信号の変形過程の概念図 70
第5項 TEM波&非TEM波に対する私見 72
第3章 縦列接続の発見 73
第3章 第1節 縦列接続(pile connection)の登場 74
第3章 第2節 電流は、導体を堤防とする電磁波川の流れ 80
第3章 第3節 縦列接続伝送路に流れる電流は同一値 83
第3章 第4節 縦列接続伝送路の合算特性インピーダンス 86
(補足) 抵抗の直列接続は、縦列接続と等価 89
第3章 第5節 電流は、導体を堤防とする電磁子集団の流れ 90
第3章 第6節 電磁誘導説への完全決別 91
第4章 新しい発電理論 98
第4章 第1節 磁界と導体の位置移動の等価性 99
第4章 第2節 発電と伝送との類似点と相違点 106
第4章 第3節 磁界と導体の位置移動の等価性を組み立て装置で見る 109
第1項 手の指先と握りの電流との関係 112
第2項 フレミングの左手、右手の法則の解釈の変更 114
第3項 薄い銅板での実験 115
第4項 「第1節」で疑問と感じていた実験 118
第4章 第4節 空間に於いて磁界の変化が電界の変化を招くのでしょうか? 119
第4章 第5節 一本の導体とコイルでの発電は同じ原理 124
第4章 第6節 「自然は急激な変化を嫌う」との誤解
(補足) 回転円板への「渦電流」の誤解 130
第4章 第7節 渦電流への誤解のなぞ解き 132
(補足:銅円板が磁石の回転と共に回転する理由) 134
第4章 第8節 直流発電 136
第5章 モーターに関する新しい理論 138
第6章 マクスウェル方程式の訂正 140
第6章 第1節 電流、電圧、電力、特性インピーダンスとは 145
第6章 第2節 伝送路を流れる電磁子群 147
第1項 電源からの電流の流れ 150
第2項 電磁子が導体間に上下方向に多数存在する場合 152
第3項 伝送路での反射現象 152
第4項 整合終端処理 155
第6章 第3節 電磁波速度に関する私見 156
(補足:電界/磁界が交互に発生するのでしょうか) 157
(蛇足) 157
第7章 新しいコンデンサ理論 158
第7章 第1節 コンデンサは縦列接続された伝送路 159
第7章 第2節 コンデンサ伝送路への入出力状況のイメージ 161
第7章 第3節 バイパス型コンデンサ伝送路の序 165
(補足 コンデンサに関する突入電流の誤解) 167
第7章 第4節 直列接続の低Zの伝送路はバイパス型コンデンサです 168
第8章 新しいコイル理論 170
第8章 第1節 コイルは縦列接続された伝送路 171
第8章 第2節 コイル伝送路とコンデンサ伝送路の相違 175
第8章 第3節 コイル伝送路への入出力状況のイメージ 177
第8章 第4節 市販コイルでここまでの考察を確認 181
第8章 第4節 第1項 コイルの入口出口には同時に電流が到達する 181
第8章 第4節 第2項 コイルから入/出力伝送路へ同一電流を排出する 182
第8章 第4節 第3項 信号線にセットされたコイルは、出力伝送路と縦列接続の関係にある 183
第8章 第4節 第4項 コイル出力は、『第3節』のイメージ図とおりである 184
第8章 第5節 インダクタンスへの誤解の解消 186
第8章 第6節 インダクタンスの誤解:並列接続型コイルの場合 191
(補足)並列接続コイルの数式的考察 195
第8章 第7節 直列接続型コイル(直列コイル) 196
第8章 第8節 線間容量は誤解で、実態は多重反射 197
第8章 第9節 コンデンサもコイルも伝送路 199
第9章 新しいトランス理論 201
第9章 第1節 同じ巻き数でも周波数の低下と共に出力電圧は激減する 202
第9章 第2節 トランスはクロック信号でも入出力可能 203
第9章 第3節 トランスの原理は、マイナスの反射波の影響の低減 204
第9章 第4節 トランスの入出力電圧とコイルの巻き数比の関係 207
第10章 「表皮効果の実態は多重反射です」の序 209
補足:1 「立上り立下りの鈍り」他の原因 217
補足:2 引っ込み線によるロス 218
第11章 アースに対する誤解の序 220
第12章 新しい電気化学理論の序 229
第13章 新たな半導体に関する理論の序 232
第13章 第1節 半導体を流れる電流速度の実測 232
第13章 第2節 半導体による発電 235
第13章 第3節 新しいダイオード動作原理の序 236
第1項 ダイオードの根本はコンデンサ 239
第2項 ダイオードとアルミ電解コンデンサ 242
第3項 半導体と電気化学反応 247
第4項 ダイオードの空乏層伝送路 251
第13章 第4節 新しいトランジスタ動作原理の序 256
第1項 エミッタへのマイナス信号入力のみでコレクタへ 256
第2項 エミッタからのマイナス電流がコレクタからのプラス電流を誘発 257
第3項 ベース電圧の変化の影響 260
第4項 ベース入力無しでマイナス信号がエミッタからコレクタへ流れる理由 264
第5項 コレクタ側に設置される抵抗の役割 266
第14章 新しいアンテナの理論の序 267
第14章 第1節 送信アンテナに関しての考察 270
第14章 第2節 受信アンテナに関する考察 272
第14章 第3節 ダイポールアンテナの長さが、波長の1/4である理由 274
第14章 第4節 アンテナ長と無関係な波長の信号を送るには 274
第14章 第5節 太陽電池に関する私見 276
使用した主な測定機器類ほか 279
1 パルスジェネレータ並びファンクションジェネレータ 279
2 オシロスコープ 279
3 SMAコネクタ 280
4 差動プローブ 280
5
EO(Electro-Optic-Sampling)プローブ 281
6 同軸ケーブル 282
7 磁石 282
8 並列線:赤黒被覆線 282
9 フォトインタラプタ (Photointerrupter) 282
あとがき 283
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