新『コロンブスの電磁気学』(第4巻)
「新たなコンデンサとコイル理論」へのご案内
2015年8月23日 宇佐美 保
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従来の電気理論、或は、一般常識からでは、「コンデンサ」と「コイル」は両者の類似点は皆無の「電子部品」と見做されておりますが、先ずは、次に掲げます「本著の表紙裏の図、並び、測定結果」をご覧頂きますと、本著の副題である“コンデンサもコイルも縦列接続された伝送路です”を御理解頂けると存じます。
「コンデンサもコイルも縦列接続された伝送路」
上の状態で「コンデンサ、或は、コイル」に、矩形波信号を1パルス送ると、次の測定結果を得ます。
電気二重層コンデンサ 50MHz(1V)の1パルスを入力 (各 2V/目盛 20ミリ秒/目盛) |
本文22頁の一部 並び 本文61頁の一部 |
市販コイル(300mH) 15Hz(1V)の1パルスを入力 |
(1)入力部 | ||
(2)出力部 | ||
(3)「(1)+(2)」 |
「(3)(1)+(2)」が矩形波、又、ゼロ状態になる、この測定結果から、「コンデンサ、或は、コイル」から、入力側/出力側の伝送路へ絶対値は等しく符号が逆の電流が排出されている現象が明確化されます。
そして、この結果から、「コンデンサもコイルも縦列接続された伝送路」である事がはっきりと分かります。
コンデンサに関しては、「コンデンサを通して流れる電流」は、今まで固く信じられていた「マクスウェルの方程式」に登場する「変位電流」では絶対ないことがお分かりと存じます。
更には、コイルを流れる電流が、コイル1巻1巻を順次流れて行くのではないことも御理解頂けると存じます。
この件の詳細、即ち、コンデンサとコイルに関する新たな電気理論への、実験並び考察は是非とも本著を御高覧下さい。
更には、本著の目次を以下に掲げさせて頂きますが、この中でも、コンデンサとコイルの本論以外の従来説が誤解である事も御高覧下さい。
「第1章 第5節 補足 コンデンサに関する突入電流の誤解」
「第2章 第6節 インダクタンスへの誤解の解消」
「第2章 第7節 インダクタンスの誤解:並列接続型コイルの場合」
「第2章 第9節 線間容量は誤解で、実態は多重反射」
目次
まえがき 1
第1章 新たなコンデンサ理論 2
序 2
第1章 第1節 コンデンサは縦列接続された伝送路 5
補足:フィルタ型コンデンサの内部電圧変化式 8
第1章 第2節 コンデンサ伝送路への入出力状況のイメージ 11
第1章 第3節 コンデンサ伝送路への入出力状況のイメージの補足 15
補足 実測結果でイメージを更に補足 21
第1章 第4節 コンデンサに於ける電圧変化の実測値と計算値の比較 25
補足 銅箔コンデンサに於ける電圧変化の実測と計算値の比較 28
第1章 第5節 バイパス型コンデンサ伝送路の序 30
補足 コンデンサに関する突入電流の誤解 32
第1章 第6節 直列接続の低Zの伝送路はバイパス型コンデンサです 33
第1章 第7節 市販コンデンサの現状 35
第2章 新たなコイル理論 38
序 38
第2章 第1節 コイルは縦列接続された伝送路 39
第2章 第2節 コイル伝送路とコンデンサ伝送路の相違 49
第2章 第3節 コイル伝送路への入出力状況のイメージ 52
第2章 第4節 コイル伝送路への入出力状況イメージの補足 56
第2章 第5節 コイル伝送路への入出力状況を実測して確認 60
第2章 第6節 インダクタンスへの誤解の解消 63
第2章 第7節 インダクタンスの誤解:並列接続型コイルの場合 68
補足 並列接続コイルの数式的考察 72
第2章 第8節 直列接続型コイル(直列コイル) 73
第2章 第9節 線間容量は誤解で、実態は多重反射 74
あとがき 76