戦争は人類を滅ぼす
2016年2月14日
宇佐美 保
先の拙文《キング牧師の金言とアベ政権
1962年のソ連からの核ミサイルがキューバに配置された「キューバ危機」の際、
アメリカ空軍参謀総長カーチス・ルメイ (皆殺しのルメイと呼ばれ、東京をはじめとする60以上の都市を空爆した)は、 ケネディ大統領に、 “核戦争は避けられません。 今なら勝てます。 絶好のチャンスです。” と進言します。 |
更に筆者が付け加えますと、
原爆投下を行った部隊の指揮官でもあるカーチス・ルメイに、
日本は「勲一等旭日大綬章」を与えております)
そして、先制攻撃の内容は次のごとくでした。
ソ連全土にわたって、7000メガトンの核爆弾(ヒロシマ型原発の46万個分)を落とし、 数億人の民間人が犠牲となる。 その上、北半球全体が放射能で汚染されてしまう。 |
更に、放送は、恐ろしい事実を教えてくれます。
沖縄には、1300発の核弾頭が持ち込まれており、 ソ連の一部と中国が射程距離に入る32基の核ミサイルが配備され、 あとは大統領の命令を待つばかりだった。 |
この件に関しては、「「核」のプロフェッショナルが「沖縄発の核戦争が勃発する直前だった!」というスクープの裏側を語る!~岩上安身による共同通信編集委員・太田昌克氏インタビュー(前編)2016/01/08」
に於いて、“大スクープ!「沖縄から核ミサイルがソ連・中国に発射寸前だった」 ~星条旗新聞は反論”と記述されております。
その詳しい内容は、私はそのサイトの「サポート会員」ではありませんので、見ることが出来ません。
(悲しいことに、節約状態の私には、会費を払う余裕がないのですが、会員ではある私は依然、会員の資格で見ることが出来た際の記憶では、
“キューバ危機の際、沖縄のミサイル基地には「発射命令」が届いたそうです。 しかし、疑問に思って本国に問い合わせたところ、 その命令は間違いであったことが判明して、核戦争の引き金を引くことが回避された” |
との太田昌克氏のご発言が紹介されていたと存じます。
この件は、サイトを訪ねてご確認ください)
このキューバ危機の際、 当時権力争いに愛想をつかしたソ連のペンコフスキー大佐が、 米国へ「ソ連の最高機密」を漏らしていたのです。 そして、ペンコフスキー大佐からの情報より “キューバ基地の殲滅は困難で、報復は避けられない”と ケネディは判断し、ルメイ案を却下し フルシチョフと交渉し、 |
(なお、この半年後、私達の恩人でもあるペンコフスキー大佐は処刑されてしまったそうです)
武器(核兵器)など保持していれば、いつ戦争に巻き込まれるかわかりません。
更には、次の拙文《CIAの秘密工作